時計の針を2007年に戻そう。任天堂が「Wii」でゲーム業界の覇権を握っていた頃、中国のメーカー「ジャングル・ソフト(外星科技)」が世に送り出したのがこのハードだ。その名も「Vii(威力棒)」。
見た目はWiiに酷似していた。ワイヤレスのリモコンを振り回して遊ぶスタイルもそっくりだ。だが、中身は完全に別物だった。3Dグラフィックを滑らかに描画するWiiに対し、こちらはせいぜい16ビット世代、つまりスーパーファミコンやメガドライブと同等か、それ以下の性能しか持っていなかったのだ。当時のゲームファンはこれを「究極のパチモノ」と呼び、ネタとして笑い飛ばした。