だが、この秘密基地の寿命も決して長くはない。ビルの取り壊しスケジュールは着々と近づいており、あと1年もすればこの雑居ビル自体が姿を消す予定だ。
スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す東京という都市において、こうした「安価で、使い道が限定されていない空間」は減少の一途をたどっている。均一化された高層ビルばかりが立ち並ぶ街で、文化的な多様性やイノベーションの芽をどう守っていくのか。
窓の外を眺めれば、クレーンがゆっくりと巨大な鉄骨を持ち上げている。この部屋が消えた後、彼らはどこへ向かうのか。都市のスキマを漂流しながら新しいカルチャーを紡ぐ若者たちの挑戦は、場所を変えてこれからも続いていくはずだ。 (出典: 601 号室(Yahoo!ニュース))
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