ここでクローズアップされるのが、かつての朝日火災海上保険の契約者たちだ。野村グループから楽天グループへと傘下が変わったことで、サービスはデジタル化され、楽天ポイントが貯まるなどのメリットが強調されてきた。しかし、古くからの加入者が最も恩恵を受けているのは、実はその「契約の継続性」にある。
当時結ばれた長期契約の一部は、現在の高水準な保険料率が適用される前の、極めて有利な条件を維持している。安易に「新しいネット保険の方が安そうだから」と解約し、乗り換えてしまうと、同等の補償を得るために倍以上の保険料を支払う羽目になりかねない。古い契約書を引っ張り出し、現在の市場価値と比較することが先決だ。