古谷氏の論述スタイルを決定づけているのが、その学歴と知的な基礎体力です。1982年に北海道札幌市で生まれた古谷氏は、立命館大学文学部史学科(日本史学専攻)を卒業しています。
大学時代に叩き込まれた「史料を一次情報に当たって読み解く」という歴史学の手法は、現在の評論活動の根幹を成しています。ネット上で拡散される言説を鵜呑みにせず、官公庁の一次統計や過去の新聞縮刷版、公文書などを自ら掘り起こしてファクトチェックを行う姿勢は、同世代の評論家の中でも群を抜いています。
大学卒業後、CS放送の番組制作やネットメディアの立ち上げを経て、20代後半から本格的に著述活動を開始。単なる思いつきのオピニオンではなく、実証主義に基づいた論理展開こそが、アカデミズムや硬派なジャーナリズム界隈からも一定のリスペクトを集める理由です。