ミューイングとは、イギリスの歯科医師であるマイク・ミュー(Mike Mew)氏らに由来する概念で、日常的な「舌の定位置(ポジション)」を正すアプローチ全般を指す。本来、人間がリラックスしている時、舌は上顎の天井部分にぴったりと収まっているのが解剖学的に自然な状態だ。
しかし、現代人に多いスマホ首やデスクワークによる猫背、さらに柔らかい食事中心の生活様式によって、気づかないうちに舌が下顎へと落ち込んでいる「低舌位(ていぜつい)」の人が激増している。舌が下がると口呼吸になりやすく、二重あご、フェイスラインのたるみ、いびき、さらには面長な印象を与える原因にもなり得る。これを日常的な意識改善で「本来あるべき場所」へ戻そうというのが、いま世界中で見直されているミューイングの本質だ。