霞会館の会員になるためのハードルは、日本のどの超一流ゴルフ倶楽部よりも高い。金や権力だけでは、ここの門を叩くことすら許されないのだ。必要なのは「血」である。
原則として、明治憲法下で華族であった家系の男系男子でなければ正会員にはなれない。女性会員も存在するが、結婚して姓が変われば、その資格を失うことが多い。この前近代的なルールに対しては、会員内部からも「時代遅れだ」との声が上がり始めている。だが、伝統を守るという一点において、彼らは妥協を許さない。血統の純粋性を守ることこそが、彼らのアイデンティティそのものだからだ。