ゲームをプレイし、そこに雑談やツッコミを交える。かつてはインターネットの狭いコミュニティで愛されていた趣味文化が、日本最高峰の全天候型多目的スタジアムを埋め尽くした。この出来事が持つ意味は計り知れない。伝統的なテレビタレントや大手芸能事務所のバックアップに頼らず、YouTubeやニコニコ動画というプラットフォームから叩き上げで登り詰めた4人が、約5万5000人の観客を集めたからだ。
会場を埋め尽くしたのは、単なる物珍しさから集まった野次馬ではない。何年も彼らの動画を毎日見続けてきたコアなファン層だ。ペンライトの光が埋め尽くすグラウンドとスタンドの景観は、メジャーアーティストの単独ライブと何ら変わりがなかった。むしろ、スクリーンに映し出される画面の一つひとつ、発せられる一言ひとことに地鳴りのような歓声が上がる光景は、従来のコンサート以上の熱量を帯びていた。