もともとこの言葉は、歌舞伎の「立役(たちやく)」に由来すると言われている。主役や男役を指す言葉が、時代を経て同性愛コミュニティにおける役割を示すスラングへと変化した。さらに近年では、BL(ボーイズラブ)小説やアニメなどのサブカルチャーを通じて、一般層にも広く知られるようになった。
しかし、エンターテインメントの中で記号化されたイメージが一人歩きすることで、現実の人間関係との乖離が生じていることも否めない。メディアが描くステレオタイプな強さと、実際の当事者が抱える繊細な感情の間には、常にギャップが存在する。