日本中の視線が彼女に注がれた時期といえば、俳優の船越英一郎との離婚劇を巡る一連の騒動だろう。連日のようにワイドショーがその一挙手一投足を報じ、お茶の間は激しい泥沼の争いに固唾をのんだ。プライベートの崩壊がゴシップとして消費される中、彼女は見物人たちの予想を裏切る行動に出る。メディアの攻撃に屈するどころか、自らの手で真相を告発し始めたのだ。
この強烈な反骨精神の裏には、かつて映画の現場で指導を受けた伊丹十三監督の影響、そして複雑な家庭環境の中で培われた自立心があった。他人の評価や世間の風評に依存せず、自分の足で立ち、自分の権利を死守する。愛憎劇の果てに選んだ離婚は、彼女にとって過去との決別であり、世界という新たな戦場へ旅立つためのトリガーとなった。