どれほど優れた製品を使っても、塗り方が間違っていれば効果は半減する。手荒れ・乾燥肌対策の第一線で活躍する皮膚科専門医が推奨する正しいアプローチは、実にシンプルだが驚くほど効果的だ。
まず、クリームを取ったらすぐに伸ばさず、両手の掌で数秒間温めること。温度が上がることで油分が柔らかくなり、角層へのなじみが格段に向上する。次に、手の甲から全体へ優しく広げ、指の節々や爪の生え際(甘皮部分)に向けて円を描くように揉み込んでいく。摩擦は肌のバリア機能を傷つける最大の敵。ゴシゴシと力任せに擦り込むのは厳禁だ。シワの奥まで浸透させるイメージで、優しく圧をかけるのがプロの技である。