こうした独自性の根底にあるのが、創業者の古川益蔵が築き上げた独自の価値基準と組織風土だ。かつて中野ブロードウェイの小さな漫画古書店からスタートした株式会社まんだらけは、単なる古本屋の枠を超え、サブカルチャーの価値を定義し直すパイオニアとして歩んできた。
その哲学は福岡の地でも徹底されている。各分野に特化した専門のスタッフが常駐し、市場のトレンドや稀少性を瞬時に見極める査定体制が整っている。一見すると価値の判別が難しいアンティーク品であっても、歴史的文脈を汲み取った適正な高額査定が下されるため、九州全域から貴重な品が集まる仕組みが成り立っている。