この拠点改革の背景には、強いリーダーシップが存在する。三重県知事の一見勝之氏は、首都圏における地域ブランドの確立を最重要施策の一つとして位置づけてきた。行政主導の画一的なPRから脱却し、現代のライフスタイルに溶け込む形での情報発信を強く推進している。
知事が目指すのは、一過性のブームではなく持続可能な関係人口の創出だ。「現地の空気感をそのまま首都圏へ届ける」という方針のもと、生産者と消費者が直接つながるイベントや、地域の最新動向をリアルタイムで届ける仕組みが矢継ぎ早に導入されている。都市部からの熱い視線は、地域の未来を大きく変えようとしている。