ネットの検索窓に名前を打ち込むと、今でも上位に浮上する「国籍」というワード。なぜ、大原麗子にそのような噂が付きまとったのだろうか。
最大の理由は、彼女がまとっていた独特の浮世離れした美しさと、彫りの深い顔立ちにある。ハスキーでありながら甘い独特のウイスキーボイス、どこか西洋的な気品漂うオーラ。それが一部の閲覧者の想像を掻き立て、「外国にルーツがあるのでは」という誤解を生んだ。
だが、戸籍上の事実が示す真実は極めて明確だ。彼女の本名は「飯塚麗子(いいづかれいこ)」。1946年10月2日、東京都文京区で生まれた日本国籍の女性である。父・飯塚重吉は和菓子職人であり、実家は老舗の和菓子店を営んでいた。家系を遡っても、外国にルーツを持つ記録は一切存在しない。長年ネット上でくすぶり続ける噂は、彼女の類稀な美貌が生み出した完全な都市伝説に過ぎないのだ。