ドラマの没入感を決定づけたのが、印象的なロケ地撮影場所と、作品の世界観を疾走感とともに増幅させた主題歌の存在です。
物語の主舞台となった豪林館学園高校の校舎外観や中庭、特徴的なオープンスペースのロケーションには、埼玉県立大学(埼玉県越谷市)や大妻嵐山中学校・高等学校(埼玉県比企郡嵐山町)などが使用されました。近代的なガラス張りの建築と開放的なキャンパス構造が、閉鎖的になりがちな学園ドラマに透明感とスタイリッシュな質感をもたらしました。また、第1話で若林が飛び降りようとし、原田がスカートをなびかせながら救出に向かった屋上シーンなど、象徴的な場面の数々がロケ地の立体的な空間構造を活かして撮影されています。
そして、エンディングを飾った主題歌は、秋元康プロデュースによるガールズバンドプロジェクト・ザ・コインロッカーズのデビューシングル『憂鬱な空が好きなんだ』でした。思春期特有の焦燥感、割り切れない葛藤、大人への反抗と憧れが入り混じるエモーショナルなロックサウンドは、原田のぶおの破天荒な授業を終えた生徒たちの心情と見事にシンクロし、ドラマのエンディングに鮮烈な余韻を刻み込みました。