政権運営の舵取りを担う石破茂首相に対する海外の評価は、国内の世論調査とは大きく異なる分析を見せている。欧米の主要紙や国際ニュース専門局は、防衛政策の再編やアジア版NATO構想など、同氏が掲げる安全保障政策の現実性に疑問を呈しつつも、東アジアにおける情勢安定化に向けた外交手腕を注視している。
外務省の外交筋や海外の安全保障アナリストからは、日米同盟の再構築に向けた本質的なアプローチを評価する声があがる一方で、国内政治の基盤の弱さが外交的交渉力を削ぐリスクも指摘される。国内のテレビが伝える表面的な政局報道を超え、国際社会が注視するのは、同政権が世界の安全保障環境の変化にどう応じるかという実質的な成果だ。