一週間の総投球数制限や登板間隔の配慮が完全に定着した今、一人の「大エース」に頼り切る勝ちパターンは限界を迎えている。真にトーナメントを勝ち抜く力を持つチームは、タイプが異なる複数の投手を揃え、対戦相手やイニングに応じて柔軟に継投できる組織力を構築してきた。
先発投手を長いイニング引っ張るのではなく、5回前後で思い切りよくバトンタッチする。サウスポーの軟投派から145キロ超の剛腕リリーバーへと繋ぐ継投リレーは、相手打線の目が慣れるのを防ぐ意味でも極めて有効だ。投手陣の層の厚さとベンチの采配スピードが、勝敗を大きく左右する。