事件が起きるたび、世間の批判の矛先は母親である三田佳子氏にも向けられた。「小遣いを与えすぎている」「甘やかしすぎだ」といった、いわゆる「過保護」バッシングである。彼女が涙ながらに謝罪する姿は、当時のテレビの定番コンテンツとなってしまった。
親としての責任は当然問われるべきだが、家族だけで依存症患者を抱え込むことの限界を、このケースは明確に示している。どれほど高名な女優であっても、家庭内では一人の母親に過ぎない。専門的な治療介入がないまま、家族の愛情や経済力だけで解決しようとしたことが、結果として事態を長期化させた側面は否定できないだろう。