かつてバラエティ番組において、豊かな胸を持つ女性芸人の扱いは記号的だった。ひな壇の後列でセクハラまがいのツッコミを受け流すか、あるいは自虐ネタに走るか。その二者択一を迫られていた時代は、もう過去のものだ。
現在の女性芸人たちは、カメラの前で自ら主導権を握る。彼女たちは、他者から「笑われる」客体であることを拒否し、自らの意思で「笑わせる」主体へと名乗りを上げた。体型を隠すのではなく、むしろスタイリッシュに魅せながら、圧倒的なトーク力やコントの技術でスタジオを支配する。この主客の逆転こそが、現代のバラエティにおける最も痛快な変化だろう。