地域農業の衰退が叫ばれて久しいが、この店舗の周辺では意外な現象が起きている。20代から30代の新規就農者が相次ぎ参入しているのだ。仕入れ価格を大手チェーンの都合で叩かれることなく、生産者が自ら適正な価格を設定して出品できる独自の委託販売システムが、若手たちの挑戦を支えている。
「自分が育てたブランドトマトが、夕方には完売して客からのレビューがアプリに届く。この手応えがたまらない」と語る20代の農家の目は輝いていた。地域の経済循環を本気で回すプラットフォームとして、店舗が大きな役割を果たしている。