キャンパスの南端にひっそりと佇む「葵の池」は、大学のシンボルであり、癒やしの原点だ。国分寺崖線の地下水が滔々と湧き出るこの池には、カルガモが遊泳し、季節ごとに表情を変える樹々が豊かな影を落とす。都心の大学ではまずお目にかかれない贅沢な生態系が、目と心を休ませてくれる。
木漏れ日が差し込むベンチには、タブレットを開いてノートをまとめる学生や、思考を巡らせる教員の姿がある。人工的な建造物だけに囲まれた環境とは違い、自然の呼吸を感じながら学べる空間。この静けさと緑の深さこそが、学生たちのクリエイティビティを静かに刺激し続けている。