日本の音楽市場におけるこの曲の存在感は、もはや「異常」の一言に尽きる。JASRAC(日本音楽著作権協会)の分配額ランキングでは、毎年のように上位に名を連ね、カラオケの年間総合ランキングでも常にトップクラスを維持し続けている。一発屋のヒット曲が数ヶ月で消費し尽くされる現代において、この持続力は驚異的だ。
カラオケボックスでマイクを握る人々を見れば、その人気の幅広さがよくわかる。会社帰りの50代管理職から、放課後の高校生グループまで、全員が同じメロディを大声で歌い上げる。世代間の分断が叫ばれて久しい現代日本において、これほどまでに世代を繋ぐ強力な接着剤として機能している楽曲は、他に見当たらない。