このタブーとされていた2人の不仲を白日の下に晒したのが、TBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』でした。
発端は2019年2月に放送された「芸人解散ドッキリ」企画です。後輩のナイツが仕掛け人となり、こぼんがおぼんに解散を持ちかけるという構成でしたが、おぼんが「おう、望むところだ」「お前とは絶対にやりたくない」と激昂。おしぼりを投げつけるなど放送事故寸前の空気となり、バラエティの枠を超えた生々しい人間ドラマとしてネット上を騒然とさせました。
その後、番組スタッフは諦めることなく長期取材を敢行。2026年10月に放送された「おぼん・こぼん THE FINAL」は、テレビ史に刻まれる神回となります。舞台となったのは、おぼんの娘であるいづみさんの結婚式でした。家族や関係者、後輩芸人たちが見守るなか、意地とプライドが激しく衝突し、一度は交渉が決裂しかけます。
しかし、極限状態の中でこぼんが発した「もういっぺん、やり直そう」という一言、そしておぼんが涙を浮かべながら応じた握手によって、長年の氷解の瞬間が訪れました。この劇的な和解劇は視聴者に強烈な感動を与え、第59回ギャラクシー賞テレビ部門の月間賞を受賞するなど、社会現象として大きな反響を呼びました。