近年の臨床研究において急増しているのが、首の骨や筋肉の異常に起因する「頸性めまい」だ。長時間のスマートフォンの操作やPC作業によって首の自然なカーブが失われるストレートネックは、首の後ろを通る椎骨動脈を圧迫し、脳幹や内耳への血流を著しく低下させる。2026年の今日、整形外科と東洋医学が連携する統合医療の現場でも、この首由来のめまいに対するツボ療法の有効性が強く再評価されている。
首の後ろに位置する「風池」や「肩井(けんせい)」は、首から肩にかけての僧帽筋や頭板状筋の緊張を直接解きほぐすポイントだ。これらの部位を蒸しタオルなどでじんわりと温めながらツボ刺激を行うことで、脳への血流障害が緩和され、しつこい浮動性めまいが劇的に軽快する事例が多数報告されている。現代特有の姿勢トラブルに対するセルフケアとして、日常の習慣に組み込む価値は極めて高い。