現場のリアルな施工例を見てみよう。ある都内のデザイナーズ住宅天井隠蔽配管プロジェクトでは、全館空調や複雑な給排水管を天井裏に配置するため、多数のアクセスポートが必要とされた。しかし、大空間のスケール感を活かすため、設計者は天井に点検口の枠を一切浮かび上がらせない方針を固めた。
ここで威力を発揮したのが、緻密な計算に基づく天井・床点検口施工だ。建築内装仕上工事業の職人たちは、天井ボードのジョイントピッチと点検口の開口寸法をミリ単位で同調させ、目地ラインそのものを点検口の開口枠として機能させた。結果として、引き渡し時に施主が点検口の位置に気づかないほど完璧な仕上がりを実現している。