GIGAスクール構想による端末の普及を経て、日本の教育は「個別最適な学び」のフェーズへと完全に移行した。しかし、そこで新たな課題として浮上したのが、生徒個人の「自己管理能力の差」による格差の広がりだ。
自分で目標を決めて突き進める生徒が急速に力を伸ばす一方で、何をすればいいか分からず立ち尽くしてしまう生徒もいる。この格差を放置すれば、公立学校が本来果たすべき「教育の機会均等」という役割が揺らぎかねない。
自由を与えることと、必要な介入を行うことのバランス。この極めて繊細な舵取りが、これからの公立中学校には求められている。