親との関係を断ち切った後も、多くの人が「親不孝者なのではないか」「自分が我慢すればよかったのではないか」という強い罪悪感に苛まれる。社会に根強く残る「親を大切にすべき」という規範が、当事者の首を絞めるのだ。心理カウンセラーは、この罪悪感こそが、長年にわたる親からのマインドコントロールの残り香であると指摘する。
心の回復には、まず「自分を守るために逃げることは正当な権利である」と自覚することが不可欠だ。専門家のカウンセリングを受けながら、過去のトラウバを整理し、親とは異なる自分の人生を再構築していくプロセスが必要となる。一歩踏み出した後も、心の傷が癒えるまでには長い時間がかかることを、周囲も理解しなければならない。