時間割の始まりと終わりを告げる「キーンコーンカーンコーン」というチャイムの音。この音を廃止する学校が急増している。生徒たちが自律的に時間を管理し、スマートウォッチや個人端末のバイブレーション通知で行動する習慣を身につけさせるためだ。社会に出たときにチャイムで動く大人はいない、という極めて現実的な理由が背景にある。
同時に、職員室の物理的な「壁」や重苦しい扉も取り払われつつある。ガラス張りのオープンな職員室や、廊下と一体化したフリーアドレス制の教員スペースが増加した。生徒がいつでも気軽に先生に質問や相談ができる環境づくりが、物理的なレイアウトの変更によって進められている。