戸塚祥太のビジュアルを語る上で外せないのが、洗練された透明感と凛とした佇まいだ。カメラが寄った瞬間の吸い込まれそうな瞳と、横顔の美しいラインはまさに国宝級と呼ぶにふさわしい。しかし、彼の本当の凄みは、その完璧な容姿を役柄に応じて自在に変化させられる点にある。
男性アイドルとしての輝きを纏いながらも、作品に入り込むと完全に「役の人物」として息づく。甘いマスクで魅了する王道の恋愛ドラマから、感情を押し殺したシリアスな人間ドラマまで、演じ分ける振れ幅の広さは圧巻の一言だ。ただ見た目が良いだけではなく、人間の複雑な内面を視線や細かな仕草一つで表現できる演技力があるからこそ、観る者は彼から目を離せなくなる。