競馬関係者がこぞって6月の東京・京都開催でのデビューを目指すのには、明確な理由がある。この時期の芝コースは絶好のコンディションであり、素質馬がその能力を遺憾なく発揮しやすいからだ。また、ここで勝ち上がれば、秋の重賞路線に向けて十分な休養と調整期間を確保できるメリットがある。
かつてのような「夏枯れ」の時期を避け、涼しい春のうちにゲート試験を終えて放牧に出し、万全の状態で初夏を迎える。これが現代競馬のトレンドだ。早期デビュー組から後のG1馬が多数誕生している事実が、この戦略の正しさを証明している。