近年のファミチキ戦略で注目すべきは、単なる値上げにとどまらない「価値の付加」である。クリスピーチキンやチーズイン、ハバネロなどの限定フレーバーは、通常版よりもやや高めの価格設定でありながら、発売のたびにSNSで大きな話題を呼ぶ。
消費者は「ただ高くなったもの」にはシビアだが、「今しか食べられない特別な味」や「付加価値の高い体験」に対しては財布の紐を緩める。ファミリーマートはファミチキという強力なブランド基盤を活用し、高価格帯の限定商品を次々と投入することで、客単価の引き上げとブランドの鮮度維持を同時に達成しているのだ。