多くの人が見落としがちなのが、教室内の「二酸化炭素(CO2)濃度」である。特に冬場やエアコンが稼働している季節、窓が閉め切られた教室のCO2濃度は基準値を大きく超えることが多い。CO2濃度が高くなると、人間は自然と強い眠気や集中力の低下を引き起こす。これは個人のやる気とは一切関係のない、物理的な環境要因だ。
休み時間には、たとえ短時間であっても廊下に出て新鮮な空気を吸う、あるいは窓際の席であれば少しだけ隙間を開けて換気を促すことが重要になる。また、GIGAスクール構想以降、タブレット端末の画面を長時間見つめることで生じる眼精疲労も、脳に「疲労信号」を送り、眠気を誘発する原因となる。授業中は意識的に遠くの黒板や景色を見て、目のピントを合わせ直す習慣をつけよう。