彼らが使う独特の言葉遣い、いわゆる「なんJ語」そのものが持つポップさも、かわいらしさを強調する重要な要素です。「〜してしまった」を意味する「〜ンゴ」や、「〜してください」を崩した「〜クレメンス」といったフレーズは、音の響き自体がコミカルで角が立ちません。
どんなに悲惨な出来事や自虐的な失敗談であっても、語尾にこれらのフレーズが付くだけで、悲壮感が中和されてマスコット的なユーモアへと変換されます。一般のSNSユーザーや若年層の間でも日常的なスラングとして定着したことで、言葉の生みの親であるコミュニティ全体に対しても、どこかコミカルで親しみやすい印象が定着することとなりました。
また、掲示板内で親しまれる「やきう民」と呼ばれるアスキーアート(AA)の存在も見逃せません。丸っこいシンプルなフォルムに野球帽をかぶった姿は視覚的にも愛らしく、困り顔や泣き顔のAAがスレッド内に並ぶだけで、独特のゆるい空気が形成されます。