コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2つの独立した犬種が存在します。カーディガンは古くから長い尻尾を保つのが標準とされており、断尾の対象となってきたのは主にペンブロークです。
ペンブロークの中には、人工的な断尾をしなくても生まれつき尻尾が極端に短い「ナチュラルボブテイル(NBT)」と呼ばれる遺伝子を持つ個体がごく稀に存在します。しかし、このボブテイル遺伝子は「二重に受け継ぐと胎内で死亡する(致死遺伝子)」という性質を併せ持つため、安全な繁殖管理が極めて困難です。そのため、現在ペットとして流通しているペンブロークの短い尻尾の大多数は、遺伝ではなく出生後の人為的な切除によるものです。