8,760時間の真実:2026年、私たちが可処分時間を失い続ける理由とタイパ至上主義の限界

8,760時間の真実:2026年、私たちが可処分時間を失い続ける理由とタイパ至上主義の限界

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では、8,760時間という枠組みの中で、私たちは実際にどれだけの時間を自分のために使えているのだろうか。現実的な数字を弾き出してみよう。まず、健康的な生活に不可欠な睡眠時間。1日7時間と仮定すると、年間で2,555時間が引かれる。次に労働時間だ。週休2日、1日8時間労働(残業なしと仮定しても)で年間約2,000時間。通勤や身支度に毎日2時間を費やすとすれば、さらに約500時間が消える。この時点で、残りは約3,700時間だ。ここからさらに食事、入浴、家事などの「生活維持時間」を差し引くと、純粋に自分の意志だけで使える時間は、年間で2,000時間にも満たない。1日の平均に直すと、わずか5時間程度だ。このシビアな現実が、現代人にタイパを強いる背景にある。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。