ひと昔前まで、セキセイインコが10歳を迎えることは「大往生」と称えられていた。しかし2026年現在、飼育下における平均寿命のデータは10年〜12年前後へと確実にシフトしている。中には15歳を超えてなお元気な声を響かせる個体も珍しくない。
非公式な記録を含めれば、18歳から20歳近くまで生き抜いた「スーパーシニア」の事例も世界各地で報告されている。野生のセキセイインコが過酷な自然環境や天敵の脅威に晒され、平均2〜4年ほどでその生涯を閉じることを思えば、人間が提供する飼育環境の質がどれほど彼らの生命力に直結しているかがよく分かる。数字に振り回される必要はないが、正しくケアすれば長い歳月をともに歩めるポテンシャルを彼らは間違いなく秘めている。