古い資料に「大垣 不二子」とある場合、その記録が作られた背景も見てください。名簿なのか、寄稿文なのか、受賞者一覧なのか、訃報なのかによって、名前の意味は変わります。同じ一行でも、資料の種類が違えば読み取り方は変わります。
昔の資料では、女性の名前が旧姓、婚姻後の姓、雅号、ペンネームなどで残ることがあります。漢字の誤植や読み違いもあります。紙面をデジタル化した資料では、OCRによる文字認識ミスが起きることもあります。
一つの記録だけで判断せず、複数の資料を並べて確認すると誤りを減らせます。掲載年が近い資料、同じ団体が出した資料、同じ地域の新聞や広報紙などを比べると、人物像が少しずつ見えてくる場合があります。