火災や事故の現場で、視界を奪う黒煙。2026年現在、小牧の空には最新の全天候型ドローンが舞う。指令センターと連動した「レスキュー・アイ」チームは、通報受託から数分で現場上空へ到達。赤外線カメラとAI解析を組み合わせ、構造物の熱分布や逃げ遅れた人の体温反応を画面上にリアルタイム表示する。
かつては隊員が危険を冒して煙の中に飛び込み、手探りで探索していた。今は違う。上空からのデータが、現場指揮官のタブレットに即座に送信される。「北側2階の窓際に1名」。的確なナビゲーションにより、探索時間は従来比で約30%短縮された。テクノロジーは決して人間の代わりではない。人間の決断を助け、生還率を極限まで引き上げるための頼もしい相棒なのだ。