見た目の美しさよりも「旨さ」を最優先した斬新なアプローチとして定着したのが「アグリーバーガー」シリーズだ。発酵バター香るバンズに手作業で削りたてのチーズを直接乗せて焼き上げた特製バンズは、ヒビ割れた武骨なビジュアルが特徴。見た目は少々いびつだが、香ばしく焦げたチーズの風味が直火焼きパティと合わさることで、悪魔的な美味さを醸し出す。
このパン自体の主張と、滴り落ちるソースの重厚感が組み合わさることで、通常のワッパーとはひと味違う濃密な食体験が完成する。見た目の整いやすさを重視しがちな日本の外食市場において、味への愚直なこだわりを見せつける名作だ。