熟練の職人が魂を込めて仕立てた和傘は、正しい手入れと付き合い方さえ知っていれば、何十年もの時を共に過ごせる一生モノの相棒となる。最も重要視すべきは、雨の日に使った直後の乾燥プロセスだ。濡れた傘をそのまま閉じて放置するのは絶対のNG。使用後は風通しの良い日陰で、傘を半開きの状態にしてじっくり乾かす「陰干し」を心掛けたい。直射日光に晒してしまうと、表面の植物油が急激に劣化し、和紙の変色や裂けの原因になるため注意が必要だ。
水気が完全に抜けた後は、湿気の少ない風通しの良い場所に保管する。柄(持ち手)を下にして立てるか、傘の先端にある頭紙の紐を使って吊るすのが正しい作法だ。押し入れの奥深くにしまい込むのではなく、定期的にお部屋で開いて風を通し、時には雨の日に外へ連れ出してあげること。それこそが、和紙と植物油のしなやかさを保ち、和傘を最も美しく長持ちさせる秘訣である。 (出典: 和 傘(Yahoo!ニュース))
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