服役を終えた元少年たちのその後は、司法における「矯正教育」の限界を浮き彫りにしました。主犯格Aは刑務所で20年の刑期を満了し、2009年に社会復帰を果たしました。しかし、出所から約9年が経過した2018年8月、埼玉県川口市内の路上で知人男性と口論になり、首を刃物で切りつけて重傷を負わせるという殺人未遂容疑で埼玉県警に現行犯逮捕されました。
逮捕当時、主犯格Aは45歳になっており、法廷では「相手に脅されていると感じてやった」などと供述。裁判所は再び実刑判決を下しました。20年という長期服役を経てもなお、規範意識や衝動性の制御が身についていなかったという事実は、被害者遺族のみならず社会全体に深い失望と恐怖を与えました。
準主犯格の少年Bもまた、出所から間もない2004年に監禁致傷事件を起こして逮捕されています。知人男性を車内に監禁し暴行を加えて負傷させた容疑であり、綾瀬の事件を想起させる悪質な手口でした。さらに少年Cも2013年に振り込め詐欺の受け子・出し子を統括するリーダー格として逮捕されるなど、主要メンバーの多くが出所後に再び犯罪行為へ手を染めています。