ペンステモン(Penstemon)はオオバコ科(旧ゴマノハグサ科)に属し、北米大陸を中心に約250種が分布する一大属です。その中でも「エレクトリックブルー」は、カリフォルニア州の乾燥した岩山や斜面に自生するペンステモン・ヘテロフィルス(Penstemon heterophyllus)の選抜園芸品種にあたります。
本種の最大の特徴は、一般的な草花には見られないメタリックな輝きを帯びたブルーの発色にあります。細身の銀緑がかった葉(ヘテロフィルス特有の線状披針形)と、分枝性に優れたコンパクトな草姿(草丈30〜50cm)が、ボーダーガーデンやコンテナの前景〜中景に極めて美しい調和をもたらします。
開花時期は5月中旬から7月上旬にかけてが最盛期であり、初夏の庭でデルフィニウムやサルビアとは異なる、緻密で立体的な青のフォーカルポイントを作り出します。自生地であるカリフォルニアの気候は「冷涼で雨の降らない乾いた夏」と「穏やかな冬」が特徴の地中海性気候です。この原産地の環境を正しく理解することこそが、日本での栽培を成功させる原点となります。