無骨なインダストリアルデザインと、洗練された現代的な居住空間。一見反する二つの要素をどのように調和させるべきか。渋谷店のショップスタッフが提案するコーディネート術には、明確なロジックが存在する。
鍵となるのは「異素材の黄金比」だ。例えば、鉄脚やウッドの質感が強いPAXTON CANVAS SOFAをリビングの中心に置く場合、周囲にはあえて柔らかなウールのラグや、透明感のあるガラス素材の照明を配置する。武骨な素材感に対して、光や柔らかさをブレンドすることで、空間全体に心地よいテンションと抜け感が生まれる。
さらに、アメリカンヴィンテージの小物をランダムに配置しつつも、色調のトーンを3色以内に抑えることで、ごちゃつき感のない洗練されたまとまりを作り出すことができる。住まう人の個性を引き出しながら、決して整いすぎない「崩しの美学」こそが、同店が提唱するスタイルだ。