日本のネット文化を語る上で避けて通れないのが、実業家の西村博之(ひろゆき)氏が開設した巨大匿名ネット掲示板の存在である。無数の名もなきユーザーたちが政治、経済、趣味、そして雑談に至るまで多種多様な議論を戦わせる場として、爆発的な普及を遂げた。
しかし、権利関係やサーバー管理を巡る激しい内部対立により、管理権限はジム・ワトキンス氏へと移譲。これにより長年親しまれた2ちゃんねるは、看板を掛け替える形で5ちゃんねるへと名称変更を余儀なくされた。この劇的な改名劇と分裂騒動の背景には、収益化権限とデータの所有権を巡る泥沼の争いが隠されていたのだ。