かつての駅前再開発といえば、1階から3階にパチンコ店や飲食店が入り、上に賃貸マンションが載るような構造が一般的だった。だが、最新の再開発プロジェクトは次元が異なる。
現在主要都市で続々と竣工している複合ビルは、地下にスーパーと主要路線への改札、中層階にクリニックモールや行政の出張窓口、保育所、コワーキングスペース、そして高層階に分譲住宅を配置した「垂直型コンパクトシティ」だ。一歩も敷地外に出ることなく日常の生活コストと時間を最小化できるこのスタイルは、共働きハイエンド層やシニア富裕層の心を強力に掴んでいる。