レゲエパンチの歴史を語る上で欠かせないのが、そのロマンチックな逸話だ。1990年代当時、国分町のバーを訪れたある女性客は、お酒があまり強くなかった。そんな彼女のために、当時のバーテンダーが「お酒感が少なく、女の子でも美味しく飲みやすいものを」と即興で作ったのが始まりとされる。
名前の由来もユニークだ。その女性客がレゲエ音楽が好きだったことから、「レゲエ好きの彼女に贈る、パンチの効いた一杯」という意味を込めて名付けられたという。一人の客を喜ばせたいというバーテンダーのささやかなホスピタリティが、巡り巡って数十年後に世界中を魅了する大ヒットカクテルになるとは、当時誰が予想しただろうか。