身近な大手コンビニエンスストア各社は、割り箸や紙袋、カトラリーの提供についてどのようなスタンスをとっているのでしょうか。各社の公式方針と店頭での運用実態を整理しました。
まず、セブンイレブン割り箸対応においては、植物由来のバイオマスプラスチックを配合した袋の無料配布(レジ袋有料化時の独自基準クリア)で話題を集めましたが、割り箸については現在も「無料提供」を継続しています。ただし、レジ自動プロンプトによる「箸・スプーンの要否確認」を徹底し、不要な配布を厳格にカットする運用を定着させました。一部実験店舗では木製スプーンの有料提供テストも実施され、実質的な絞り込みが進んでいます。
続いてファミリーマート紙袋対応およびカトラリー戦略では、持ち帰り用レジ袋のバイオマス化を推進しつつ、環境配慮型素材への全面切り替えを加速させています。ファミリーマートではカウンターフーズ(ファミチキ等)の包装紙や手提げ紙袋について、FSC認証紙の採用を進めており、ギフト用などの特殊な紙袋を除き通常の小分け袋は無料対応を維持しています。割り箸に関しても無料提供を続けているものの、レジ液晶でのタッチ確認など無駄遣いを防ぐ仕組みが敷かれています。
ローソンも同様に、穴あきスプーンの導入や紙製スプーンの実験導入など、プラスチック使用量の大幅削減に注力してきました。大手3社を総括すると、コンビニ割り箸対応として「一律有料化」に踏み切ったチェーンは現段階ではありません。しかし、「確認なしでの配布廃止」や「必要最小限の本数制限」は完全に標準化されており、実質的な配布ハードルは過去最高に高くなっています。