飯島愛という存在を語る上で欠かせないのが、自伝的小説『プラトニック・セックス』だ。自らの過去や傷を隠すことなく晒し出した同作は400万部を超える大ベストセラーとなり、映画化やドラマ化を通じて社会現象となった。
当時の芸能界において、元AV女優というレッテルを跳ね返し、知性とユーモアを備えたコメンテーターとしての立ち位置を確立した人物は他にいない。だが、本音で語る姿勢が支持を集める一方で、常に「時代の象徴」としての重圧が彼女の肩にのしかかっていた。光が強ければ強いほど、影もまた濃くなる。彼女は自らの生き様そのものをメディアに捧げていたのかもしれない。