ハナの復讐対象となった女性たちの末路は、まさに因果応報という言葉では片付けられないほど凄惨を極めた。主犯格であった本物の高嶋菜津子をはじめ、白川清美、絢子、敏子といった面々は、それぞれの「執着」や「傲慢」を突かれる形で自滅へと追い込まれていく。
美容や地位、男への依存など、自らがもっとも執着していたものを奪われる恐怖に狂わされていくターゲットたち。特に、自らの醜い本性を暴かれ、精神的に追い詰められて破滅していくプロセスの緻密さは読者を息をのませた。誰も逃げ出すことを許されず、過去の罪が何倍もの絶望となって返ってくる展開は、サスペンス漫画の歴史に残るカタルシスと後味の悪さを同時に残している。