ふっくらと焼き上がった鰻を最高のお重に仕上げるには、ご飯との合わせ方にもひと工夫が必要です。土用の丑の日はもちろん、普段の食卓でも贅沢感を最大限に引き出すテクニックを取り入れましょう。
丼やお重に炊きたてのご飯を盛ったら、鰻をのせる前にあらかじめタレを少量回しかけておくのが鉄則です。ご飯にタレの層を作った上で温かい鰻をのせ、さらに上から薄くタレを重ね塗りします。こうすることで、ご飯粒がベチャつかず、均一な味のグラデーションが生まれます。
薬味には、香りが高くピリッとした刺激が心地よい和歌山県産のぶどう山椒など、挽きたての粉山椒を用意すると風味が格段に引き立ちます。半分ほど食べ進めたところで刻みネギ、刻み海苔、わさびを添え、温かい緑茶や出汁をかけて「ひつまぶし風」にお茶漬けとして締めくくれば、1尾の鰻で二度美味しい極上の食体験が完成します。