山形県酒田市に拠点を置く「酒田米菓」といえば、昭和の時代から愛され続ける「オランダせんべい」の生みの親だ。わずか3ミリという極薄の生地が奏でる軽快な歯ごたえは、世代を超えて人々を魅了してきた。その伝統企業が今、グローバル市場で爆発的なブレイクを果たしている。
2026年現在、ヨーロッパや北米のオーガニックスーパーの棚には、エクストラバージンオリーブオイルや燻製塩で味付けされた新しいオランダせんべいが並ぶ。プラントベースでグルテンフリーという健やかさが高く評価され、海外の若者層を中心に「ジャパニーズ・ライス・クラッカー」の新たな金字塔として定着。伝統を守りながらも柔軟に姿を変える姿勢が、世界的ヒットを強力に後押しした。